三五八漬けの名前の由来



【三五八漬け】というと、耳慣れない方が多いかと思いますが、

読み方は 「さごはちづけ」となります。

この名前の由来がそもそも、漬け床のレシピになっているんです。


塩= : 麹= : ご飯=


塩と麹とご飯の比率が 3:5:8という意味ですね。


「ご飯が漬物の床に??!!」ってなると思いますがw

ここでは自分流で恐縮ですが、

市販の塩麹を使った三五八漬けの作り方を紹介します。




三五八20221119-03




ハナマルキの塩こうじ


一般には麹菌を発酵させる作業がとても難しいので、

発酵に関してはプロにお任せします。

ということで今回使ったのはこちらです。

麹01


ハナマルキの「塩こうじ」という商品。


※メーカー公式サイトで調べたら「減塩タイプ」もあるようです。


市販されている塩麹は、保存性の関係もあるのか、

やはり塩分がとても濃いので、このまま使うにはちょっと。


そこでご飯と混ぜて三五八漬けにアレンジします。

ご飯と混ぜることで、塩分濃度を下げてよりまろやかな漬け床になりました。



【塩こうじ】と冷ご飯の分量



ハナマルキの塩こうじ230グラム入りに対して、

冷ご飯を600グラムを使いました。

※塩分を味見しながら調整してください。


タッパーの中などでヘラを使ってしっかり混ぜます。




自分流【三五八漬け】のルール

  1. タッパー(保存容器)に入れて冷蔵庫で保存する。
  2. 素手で漬け床を触らない。
  3. 漬ける時間は8時間~12時間サイクルにする。
  4. 酸味がでたら終了。
  5. 漬け終わるたびに、塩分・甘味を調整する。
  6. 食材を漬かりやすくカットする。
  7. 水分が出てきたら、キッチンペーパーなどで吸い取る。
  8. 漬け床をいろいろな料理に使う。




1.タッパーにいれて冷蔵庫で保存

漬け床は常にタッパーなどの保存容器にいれて、

必ず冷蔵庫内に入れておきます。

低温で保存することで、漬かり過ぎて酸味がでることと、

雑菌を増殖させないよう、より安全に調理しています。




2.素手て漬け床をさわらないようにする。


漬け床は直接素手で触らず、トング・はしを使うか、

ポリ袋の中に手を入れて漬け床を触っています。

雑菌を少しでも防ぐためなので厳守しています。





3.漬ける時間は12時間までにする。


この三五八漬けの基本は浅漬け感覚で食べることです。

20221117きゅうり



市販の塩こうじのままですと、塩分濃度が高いので、

4~6時間ぐらいで食べごろになってしまう可能性があります。

仕事で拘束されるなど調理できない時間を考えて、

8時間~12時間サイクルで回転できるようにします。

朝漬けたらその日の夜に取り出す。

寝る前に漬けたら次の日の朝に取り出す。


これは漬かりすぎて酸味が出ないようにする意味もあります。

12時間経過したら、食べる食べないにかかわらず、

食材を漬け床から取り出しています。





4.酸味がでたら終了。


漬け床に酸味が出てきたら終了です。

漬け床は廃棄して作り直します。

取り出すのをさぼって3日も入れたままにしたところ、

キュウリが酸っぱくなっていました。

三五八漬けは浅漬け感覚なので、酸味が出ないように調理しています。





5.塩分・甘味を調整する。

漬け床の宿命といいますか、お世話しないと美味しくはなりません。

麹の甘味と塩分がこの漬物の要なので、

必要なら漬ける時に味を調整します。

  • 塩分が足りないときは、食材を塩で揉んでから漬け床に入れる。
  • 薄くなって麹の旨味が感じられなくなれば、塩麹を足す。
  • 塩分がきつくなったらご飯を足す。

自分の味覚で適度に調整しています。




6.食材を漬かりやすくカットする。


キュウリは縦半分に切って食べやすい長さに切り、

ナスは縦に四つ割りにしてから長さを調整しています。

漬け床の塩分に合わせて、12時間周期になるように、

食材をカットしています。


麹02




7.水分が出てきたら、キッチンペーパーなどで吸い取る


この漬け床は、使っていくうちに水が溜まってきます。


水分を取り除く手段としては、

  • 食材を入れたら毎回キッチンペーパーで落とし蓋をする。
  • 水分がかなり浮いてきたら、くるま麩を入れて水分を吸わせる。

キッチンペーパーは、食材を取り出すときに交換します。

かなり水分が溜まっているようなら、くるま麩の登場です。

白菜漬け11



食材を漬けるのを1日お休みして、くるま麩を漬けます。

くるま麩を入れたら、キッチンペーパーで落とし蓋をして、

蓋をして冷蔵庫に入れます。


白菜漬け12



1日経ったらくるま麩を取り出します。

水分が減ったらまた食材を入れて漬物の再開です。




〇くるま麩イベント


水分を吸わせて取り出したくるま麩は、

ポリ袋に移して十分にひたる水を追加し、

冷蔵庫で1日ぐらい置いて麩を柔らかくしてから、

大根などの煮物に入れると とてもおいしいですよ。

くるま麩イベントもこの漬け床の醍醐味ですw




8.漬け床をいろいろな料理に使う。


漬け床は麹菌を含んだ優秀な調味料でもあります。

塩分が調整されているばかりでなく、

野菜の旨味も入ってパワーアップしています。


肉や魚、煮物や味噌汁など、いろいろな料理に使うことで、

食材の旨味がバージョンアップします。

塩・醤油・みりんの代わりに、

この塩麹の漬け床を調味料として使うという感覚です。

肉魚


冷凍シャケの切り身に漬け床をまぶしてから、

冷蔵庫に移動して3時間前後解凍してから焼く。

お肉に漬け床をまぶして30分から1時間置いてから焼く。

漬け床をまぶしてあると、焦げやすいので注意しています。



料理01




このように塩麹を使った三五八漬けや、

漬け床を料理に利用したりして、腸活ライフを楽しんでいます。




以上、ご覧いただきありがとうございました。
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