2024年のお正月用にお節料理を作りました。
お節料理は五穀豊穣、健康長寿、立身出世、子孫繁栄などの願いを込め、
『めでたさを重ねる』という意味で重箱に詰めるのが習わしです。
手作りのものもあり、既製品のものありますが、
出来るだけたくさんの食材を使って三段重に詰めました。
また、使用した食材の言われについてもまとめました。
完成したお節料理はこちらです。




今回使った食材についてのみ簡単にまとめてみました。
・いくら⇒ 子宝にめぐまれるようにと願う。
人生で初めて作ったお節料理になりましたが、
昔、若いころに京都料亭で修行した親友が、
お世話になった方々にお節料理を作ったときに、
そのお手伝いをしたことがありました。
その時の経験が忘れられず、
半世紀後、自炊するようになった今になって、
自分で作ることが実現しました。
その時に、百合根を使った料理を初めて知り、
それが今でも忘れられない感動だったので、
今回のお節にも取り入れることになり、
一の重の一番真ん中に飾っておきました。
短期間の一発勝負で自作だけでは間に合わず、
既製品をそのまま使った料理もありましたが、
なんとか三段重にまとめることができました。
以上、ご覧いただきありがとうございました。

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お節料理は五穀豊穣、健康長寿、立身出世、子孫繁栄などの願いを込め、
『めでたさを重ねる』という意味で重箱に詰めるのが習わしです。
手作りのものもあり、既製品のものありますが、
出来るだけたくさんの食材を使って三段重に詰めました。
また、使用した食材の言われについてもまとめました。
完成したお節料理はこちらです。

□■□ 一の重 ■□■

1. 紅白かまぼこ 手綱飾り切り
2. 紅白かまぼこのオードブル(筋子・大葉・きゅうり)
3. たたきごぼうの甘酢煮
4. 黒豆煮
5. 豆乳柚餅子にクルミの甘露煮乗せ
6. 松前麹漬けと菊花添え(数の子・帆立入り)
7. 百合根巾着にイクラ乗せ
8. 伊達巻
9. 栗きんとん
10.ゴボウと人参の市松昆布巻き
11.長老喜(ちょろぎ)の梅紫蘇漬け
12.田作りの熨斗包
13.金柑の甘露煮
□■□ 二の重 ■□■

14.ローストビーフ (国産牛の甘酒漬け)
15.紅白酢蓮根
16.若桃の甘露煮
17.有頭エビの旨煮
18.ブリの和風コンフィ(甘酒漬け)
19.コハダの粟漬け
20.数の子と枝豆の白だし和え
21.酢だこのゆず釜
22.紅白なますのゆず釜
23.銀杏の白だし麹煮
24.八幡巻き ゴボウと人参の市松
25.野菜と鶏肉の信田巻(甘酒漬け)
26.パテ・ド・信田巻(合挽肉と人参・さやいんげん)
□■□ 三の重 ■□■

27.豚ロースチャーシュー風(甘酒漬け)
28・高野豆腐 寿型京人参添え
29.ごぼう
30.人参 飾り切り
31.ふきの翡翠煮
32.昆布巻き
33.椎茸 亀甲切り
34.蓮根
35.手綱こんにゃく
36.昆布巻き みがきにしん
37.くわい
38.竹の子
39.里芋
40.信田巻 人参とさやいんげん
41.手毬麩
42.絹さやの矢羽根切り
43.ゆずの飾り切と三つ葉結び
お節に使用する食材にまつわる伝承
今回使った食材についてのみ簡単にまとめてみました。
◆【祝い肴】 =3品(関東と関西で違いがあります)
・黒豆⇒ マメに働く。
・数の子⇒ にしんの卵⇒多くの卵を産むことから多産、子孫繁栄を祈る。
・田作り(関東)⇒ いわしが畑の肥料になることから豊作を願う。
・たたきごぼう(関西)= 地中に根を深く張ることから豊年と無病息災を願う。
・いくら⇒ 子宝にめぐまれるようにと願う。
・紅白かまぼこ⇒ 紅白のおめでたい色で祝いの縁起物
・帆立⇒ 別名「海扇」と呼ばれ、扇を開いたように末広がりで縁起が良い貝。
・するめ(松前漬け)⇒ 「寿留女」の字をあて、結納の品としても使用されるめでたい食材。
・帆立⇒ 別名「海扇」と呼ばれ、扇を開いたように末広がりで縁起が良い貝。
・するめ(松前漬け)⇒ 「寿留女」の字をあて、結納の品としても使用されるめでたい食材。
・昆布巻⇒ 「よろこぶ」の語呂合わせ。
・伊達巻⇒ 巻物に似た形から文化学問教養を持つことを願う。
・栗きんとん⇒ 栗金団と書き小判に見立てて金運財産に恵まれ商売繁盛を願う。
・百合根⇒ 鱗片が球根に重なる形状から「歳を重ねる」「和合」、子宝・子孫繁栄と無病息災を願う。
・くるみ⇒ くるみの殻が硬いことに由来して家庭円満を願う。
・ちょろぎ⇒ 長老喜などと書き不老長寿を願う。
・八幡巻き⇒ 幸せが細長く続くことを願う。
・エビ⇒ ひげが長く腰が曲がっている形状を老人になぞらえて長寿を願う。
・紅白なます⇒ 人参と大根を千切りにして紅白の水引を表す。
・鰤(ぶり)⇒ 出世魚で立身出世を願う。
・こはだ⇒ シンコ・こはだ・コノシロと出世魚で立身出世を願う。
・こはだ⇒ シンコ・こはだ・コノシロと出世魚で立身出世を願う。
・タコ⇒ 火を通すと紅白の色になることや、「多幸」と語呂合わせ。
・にしん⇒ 多くの子どもが生まれるよう願った縁起物の魚。
・にしん⇒ 多くの子どもが生まれるよう願った縁起物の魚。
・金柑⇒ 「金冠」に通じ、財宝にみたてて金運を願う。
・銀杏⇒ 金色から金運上昇を願う。
・銀杏⇒ 金色から金運上昇を願う。
・若桃⇒ 「いつまでも若々しく」と願う。
・柚子⇒ 作物がゆずのように一斉に実って欲しいという豊作の願い。
・柚子⇒ 作物がゆずのように一斉に実って欲しいという豊作の願い。
◆【煮物】
・蓮根⇒ れんこんの穴にちなんで将来の見通しがきく。
・ふき⇒ ふきの穴にちなんで将来の見通しがきく。
・ふき⇒ ふきの穴にちなんで将来の見通しがきく。
・手綱こんにゃく⇒ 手綱を締める、縁結びを願う。
・里芋⇒ 親芋が大きいことで出世を願う。親芋に恋もがたくさんつくことから子宝を願う。
・梅花人参⇒ ジンジンをおめでたい梅花になぞられたもの。
・亀甲椎茸⇒ 椎茸を長寿の象徴である亀の甲羅の形に飾り切りしたもの。
・くわい⇒ 芽の部分は立身出世を意味しめでたい。
・高野豆腐⇒ 邪気から守る「盾」に見立てたもの。
・竹の子⇒ 成長が早いことから子供の成長や出世を願う。
・絹さや⇒ 天に向かって伸びる竹の葉をイメージ。
・三つ葉⇒ 縁を結ぶ(三つ葉結び)縁起物。
・高野豆腐⇒ 邪気から守る「盾」に見立てたもの。
・竹の子⇒ 成長が早いことから子供の成長や出世を願う。
・絹さや⇒ 天に向かって伸びる竹の葉をイメージ。
・三つ葉⇒ 縁を結ぶ(三つ葉結び)縁起物。
人生で初めて作ったお節料理になりましたが、
昔、若いころに京都料亭で修行した親友が、
お世話になった方々にお節料理を作ったときに、
そのお手伝いをしたことがありました。
その時の経験が忘れられず、
半世紀後、自炊するようになった今になって、
自分で作ることが実現しました。
その時に、百合根を使った料理を初めて知り、
それが今でも忘れられない感動だったので、
今回のお節にも取り入れることになり、
一の重の一番真ん中に飾っておきました。
短期間の一発勝負で自作だけでは間に合わず、
既製品をそのまま使った料理もありましたが、
なんとか三段重にまとめることができました。
以上、ご覧いただきありがとうございました。

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